電王戦

プロ棋士とコンピュータ将棋が持ち時間8時間を一日かけて夜通し対局する、という将棋界でも前代未聞な一戦が幕を閉じました。

ご存知の方も多いと思いますが勝負としては菅井五段が敗れ、リベンジならずという結果に。

こと勝った負けたという結果だけ見れば、またプロ棋士がコンピュータに負けてしまったのかという一言で締められかねませんが、終盤まで拮抗した将棋の内容が素晴らしかったことはもちろん、とにかく菅井五段の鬼気迫る戦いぶりがあまりに凄まじく、ペーペーの将棋ファンである自分でさえグッと心を揺さぶられる素晴らしい名局でした。

この対局の様子は、下記のレポート記事に詳しいのでご覧になってみてください。

しかし、菅井五段が 120% 以上の気力でもって対局に臨んでいた一方で、自分などは午前3時〜4時に挟まれた早朝休憩タイムの開けを待てず情けないことに寝落ち・・・(この時間帯の休憩は観戦側には地獄でした)。7時過ぎに起きた時点でもう終わってしまったかなと中継に戻ったら、まだ形勢不明のまま勝負が続いていることを知った時には本当に驚かされました。

とにかく菅井五段はお疲れ様でした。この対局の貴重な経験が、将来タイトルを獲得する時の糧になって生きていくといいなあと思います。

それにしても、電王戦は本当に面白いなあ・・・。

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この記事を書いた人

ko31

電王戦をきっかけに20年ぶり以上に将棋熱が再燃した、観たり指したりするのが好きなヘボ将棋ファン。
群馬在住繋がりで藤井九段の本で振り飛車勉強中ですが、根っからの三日坊主につき&頭の回転が悪くなかなか棋力が向上しません。将棋ウォーズによく出没しています。
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