先日、AbemaTV より新企画「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」が発表されました。

「持ち時間は各5分、1手指すごとに5秒が加算される」という今までに無い超早指しで対局が行われる、まさに早指し最強棋士を決める棋戦となりそうです。これは面白そう!

開催概要

この棋戦の一番の特徴は「持ち時間は各5分、1手指すごとに5秒が加算される」という独特の持ち時間です。これはチェスの「フィッシャールール」というものがベースになっているそうで、趣味がチェスであることで有名な羽生竜王の着想も加えられているとのこと。

野月浩貴八段から次のようなツイートもされていましたが、持ち時間の使い方がかなり重要になってきそうですね。

さっそく参加棋士も発表されています。

◆予選A組 橋本崇載八段、藤井聡太七段、三枚堂達也六段、近藤誠也五段
◆予選B組 山崎隆之八段、増田康宏五段、佐々木大地四段、大橋貴洸四段
◆予選C組 阿久津主税八段、永瀬拓矢七段、佐々木勇気六段、高見泰地六段
◆シード棋士 羽生善治竜王、久保利明王将

このうちA組〜C組の予選から勝ち上がった上位6名とシード棋士2名を加えた8名で決勝トーナメントが行われるようです。

どこを見ても実力者ばかりの錚々たる顔ぶれが並び、予選から目を離せない戦いになりそうですね。

第1回の放送は、6月17日(日)午後8時から。以降、毎週日曜午後8時から予選を計6回、決勝トーナメントは計7回の予定で放送されるそうです。

その他詳しい情報は、下記 AbemaTV のページよりご覧ください。

雑感など

実は以前このサイトでこんな記事を書いたことがありました。

この時から超早指し戦への関心を持っていたので、想像していたものに近い棋戦が本当に実現することになってちょっとビックリしました。

頭の回転が速い若手の方が強いのか、経験値に裏付けられたベテランの直感力が勝るのか、将棋フォーカスの切れ負け将棋で強さを見せる山崎隆之八段のような超早指し特化型棋士が現れるのか・・・。考えているだけで何だかワクワクしますね。

かつてない企画でまずは実験的な意味合いがあるかもしれませんが、「第1回 AbemaTVトーナメント」とうたわれていて今後も継続的に開かれていく意思が感じられます。

まずはともかく、初回のこの大会が大いに盛り上がることを期待しています!

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この記事を書いた人

ko31

電王戦をきっかけに20年ぶり以上に将棋熱が再燃した、観たり指したりするのが好きなヘボ将棋ファン。
群馬在住繋がりで藤井九段の本で振り飛車勉強中ですが、根っからの三日坊主につき&頭の回転が悪くなかなか棋力が向上しません。将棋ウォーズによく出没しています。
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