将棋の竜王戦第2局は、128手まで挑戦者の羽生棋聖が勝ちました。これで開幕から2連勝した羽生棋聖が、竜王位奪取に向けて現時点では視界良好といったところでしょうか。

なお私には将棋の解説はできませんので、対局の詳細については棋譜中継の方よりご確認くださいw

さてそんな第2局ですが、何を隠そう私が高校卒業するまで暮らした生まれ故郷である岩手県大船渡市で開かれたんです!

対局にあたって各種催しの会場や出てくる食事・おやつなど目に入ってくる要素の数々が自分にとって馴染みのあるものが多く、いつもと違った新鮮かつ感慨深い思いを受けながら本局を観戦していました。

せっかくの機会ですので、今回登場した大船渡要素のみにターゲットを絞った私目線でのこの第2局振り返りをしてみたいと思います。

前夜祭

タイトル戦恒例の前夜祭、会場は大船渡プラザホテルでした。

大船渡プラザホテルは大船渡市街地の中心に立地し、市内で大き目の催し物が開かれる時には必ずといっていいほど会場に使われる定番ホテルで、自分も帰省して同窓会がある時など利用したことがあります。

この地域は震災時に甚大な被害を受けた地域でもあり、現在の大船渡プラザホテルは震災以降に新築されたものになります。

大船渡プラザホテル
via:大船渡プラザホテル

ところで、前夜祭の途中では大船渡の看板娘「つばき娘」たちに加えて、日々将棋に励んでいる地元の子どもたちからの花束贈呈がありました。

あれ何だか知ってる子たちだなあ・・・とよくよく見てみたら、毎年年賀状で目にしている自分の幼なじみの息子・娘さんだったもので、「おーすげーっ!!」と一人激しくテンションが上がってしまいました。これからも頑張ってどんどん将棋強くなっていって欲しいなあ。

対局1日目

対局場

今回の対局場は大船渡市民文化会館。地元では「リアスホール」という愛称で親しまれている場所です。

この大船渡市民文化会館、まるで要塞のような独特な外観にかなり特徴的があって、もしお近くに出かける機会があればそれだけでも一見の価値ありですよ。

ちなみにそのデザインが評価され、2009年にはグッドデザイン賞も受賞しているそうです。

自分は対局が行われた部屋や大きなホールには入ったことが無いですが、建物内に併設されている市立図書館には子どもたちを連れて何度か行ったことがあります。図書館の方も内装や構造がとても独創的でオシャレな感じなんですよねー、お子様連れのご家族だったらそちらもぜひ。

午前のおやつ

  • 渡辺竜王:「さいとう製菓」の恋し浜、珈琲
  • 羽生棋聖:「さいとう製菓」の恋し浜、珈琲

1日目のまず初陣を飾るおやつは、地元を代表する菓子メーカーさいとう製菓の「恋し浜」です。

さいとう製菓にはちょくちょく買い物に行ってますが、何気に「恋し浜」ってまだ食べたこと無かったなあ・・・。今度帰省したらぜひ頂いてみます。

お昼

  • 渡辺竜王:「山福」の特製鉄火丼(サビ抜き)、お味噌汁
  • 羽生棋聖:「暫」のアナゴ天丼、お吸い物、リンゴジュース

注目の将棋めしは、まず鉄火丼とアナゴ天丼でした。

どちらも美味しそうで甲乙付けがたいですね。

大船渡といえば海の幸なので、まず海鮮系の食事が出てきたことにちょっと安心。

「暫」には以前家族で行ったことがあるんですが、自分が頼んだメニューは忘れてしまったのに妹が頼んだえびフライ定食のえびがやたらデカくて美味しそうだったのが印象的に残っていますw

午後のおやつ

  • 渡辺竜王:「さいとう製菓」のかもめの玉子、珈琲
  • 羽生棋聖:「さいとう製菓」のと黄金街道三陸、紅茶

午後のおやつには、大本命(と勝手に想像していた)「かもめの玉子」が登場しました。

三陸の大自然のキャンパスに悠々と翼の筆を走らせるかもめたち。
三陸を代表する銘菓「かもめの玉子」は、そんな大自然に遊ぶ鴎をモチ-フに。
また、かもめの玉子は素材の持ち味を生かす製品づくりにこだわっています。
「大手亡」「砂糖(白ざらめ)」「小麦粉」「鶏卵」等を永年かけて育んだ
しっとりほくほくの黄味餡をカステラ生地とホワイトチョコでつつみあげた風味豊かなお菓子です。
via:かもめの玉子

「かもめの玉子」は見た目のかわいらしさ、味の良さ、ボリューム感、どこを取っても完成度が高く、甘い物好きの方には絶対に味わってもらいたい自慢の銘菓ですね。

対局2日目

午前のおやつ

  • 渡辺竜王:「西欧菓子ロレーヌ」のフィナンシェチョコ、珈琲
  • 羽生棋聖:「菓匠 高瀬」のおひとつ、珈琲

二日目午前のおやつは、ロレーヌのフィナンシェチョコと高瀬のおひとつが出てきました。

ちなみにおひとつは黒糖の薄皮まんじゅうになります。

震災前のロレーヌは母方の実家のすぐ傍にあって、親戚が集まる時にはみんなでロレーヌのケーキをよく食べたものでした。元気にお店を再開されているようで嬉しいです。

そういえば、おひとつに対して TL 上では「おひとつがおふたつ」というお約束コメントがちらほら流れてましたねw

お昼

  • 渡辺竜王:「山福」の特製鉄火丼(サビ抜き)、お味噌汁
  • 羽生棋聖:「暫」のヒレカツ定食、お吸い物、珈琲

二日目のお昼は、渡辺竜王が鉄火丼の連投。羽生棋聖は揚げ物連投でヒレカツ定食。

これもどちらも美味しそうでねえ。見てるだけでお腹空いてくる。。

今回は二日とも「山福」「暫」のメニューでしたが、ちなみに選択肢には他店もあったんでしょうか?どんな店がラインナップされていたのかちょっと気になります。

午後のおやつ

  • 渡辺竜王:「西欧菓子ロレーヌ」のフィナンシェチョコ、珈琲
  • 羽生棋聖:「西欧菓子ロレーヌ」のフィナンシェチョコ、紅茶

午後のおやつには、両者にフィナンシェチョコが出されました。

渡辺竜王がフィナンシェチョコを連投したのは、チョコ系で手堅いおやつをセレクトする竜王らしいなあという印象です。

羽生棋聖も追随したのはもしかして午前に渡辺竜王が食べているのを見て気になったから?とか想像すると何だかかわいらしいですね。

おわりに

以上、全く将棋を顧みない振り返りで失礼しました。

中身が空っぽで何とも締まらないので、最後に無理やり第2局の終局図を貼り付けておきます。深い意味はありませんw


【投了図】128手目8八金まで後手羽生棋聖の勝ち

この竜王戦をきっかけに少しでも大船渡や出てきたお店のことなど気になった方がいたら、一大船渡出身者として嬉しいなあと思います。

大船渡には、今回登場した物以外にも海産物、碁石海岸、三陸鉄道・・・など見どころや食べどころが沢山あるので、みなさんも機会があればぜひ足を運んでみてくださいね!

この記事を書いた人

ko31

電王戦をきっかけに20年ぶり以上に将棋熱が再燃した、観たり指したりするのが好きなヘボ将棋ファン。
群馬在住繋がりで藤井九段の本で振り飛車勉強中ですが、根っからの三日坊主につき&頭の回転が悪くなかなか棋力が向上しません。将棋ウォーズによく出没しています。
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