先日開かれた第三回電王戦の最終第5局。屋敷伸之九段 vs ponanza の大盤解説会の観覧チケットが運良く当選!せっかくの機会だったので見に行ってきました。
第5局の対局会場は将棋会館ですが、大盤解説会の会場はニコファーレ。8時半開場ということで、はるばる群馬から始発で向かいました。
始発でニコファーレへ移動中。眠い。
— Ko Takagi (@ko31) 2014, 4月 11
何とか予定時間通りに到着。入口付近には決戦を待ちわびる将棋ファンの長い行列。やっぱり比較的若い年齢層の方が多かったように思います。9時近くになった頃、スタッフの案内でいざ入場!
ニコ生で見て想像していたよりニコファーレのスペースはそんなに広くなく、会場はざっと100人以上の将棋ファンでぎゅうぎゅうの熱気ムンムン。椅子が60席ほどしか用意されてなかったので、まさかの立ち見となりました。一日体力持つだろか・・・と不安なスタート。
場内には、屋敷九段や ponanza 開発者の山本一成さんの様子、ニコ生のコメントなどが360度ぐるり映されています。いや、カッコいいです。
解説陣は佐藤康光九段、深浦康市九段のお二人という豪華な顔触れ!二人とも分かりやすく安定感もあり、また優しさも感じられる心地良い解説でした。そして聞き手は矢内理絵子女流五段。テレビの印象以上に品があってお美しかったです。
お昼休憩時には屋敷九段の応援うちわが配られました。何気にサイズが大きくてカバンに収まりきらず、帰りの電車は何かのコンサート帰りの人みたいになっていて若干恥ずかしかったですw
応援グッズの屋敷うちわ配られました。無駄にデカくてかばんからはみ出るので、これで群馬まで帰くのかと。 #電王戦 pic.twitter.com/2uYCYA7ZD1
— Ko Takagi (@ko31) 2014, 4月 12
会場に置かれていたヘッドマウントディスプレイも試してみました。これを装着すると、電王手くん目線で見ることができる現地の360度の景色を体験することができるという代物です。
午後のゲスト。女優の高梨臨さん。将棋が好きな方だそうです。すみません、初めて拝見しました!
おやつ休憩には、ローソンの「ぎゅっとショコラ」が配られました。今まで食べたことないほどギュッとしたショコラでチョコ好きにはたまらない美味しさの一品。
おやつのぎゅっとショコラのぎゅっと感すごい。
— Ko Takagi (@ko31) 2014, 4月 12
この頃には立ち見の疲労がピークに達してた感じだったのですが、ニコファーレのはからいで椅子が増設されようやく座れることに。あれは生き返りました。。(解説陣、聞き手の方々は立ちっぱなしで本当にお疲れ様です!)
@whomiyata 途中から椅子が増設されて座れましたw いやあ、ここまできたら屋敷九段勝たせたいね。。
— Ko Takagi (@ko31) 2014, 4月 12
なんと、夕方頃には渡辺明二冠もゲスト解説として登場!会場が大きな拍手で湧きました。歯に衣着せぬトークが炸裂していて、想像通りの人でしたねー。
第5局の感想
さて、肝心の将棋の方ですが・・・ご存知の通り、残念ながら熱戦の末に屋敷九段が敗れる結果となりました。
自分はヘボ将棋なのであの難解な将棋の優劣などあまり判断できなかったのですが、GPS将棋の評価値が一貫してponanza寄りだったこと、ponanzaの攻めに対して屋敷九段が攻めにくそう(飛車が上手く使えない、相手玉の逃げ道が広そう)だったので、ponanza優勢なのかな・・・と、終始じりじりしながら観戦していました。
それでも局後の山本さんのブログや両対局者のコメントを見て、終盤まで形勢が分からないギリギリの勝負が続いていたことを知り、ponanzaの強さはもちろん、それと対等に渡り合う屋敷九段のすごさを改めて感じさせられました。
ちなみに、103手目の8一成香が敗着とは色々なところでよく言われていますが、素人目からすると53手目の6五桂であっさり桂馬が取られてしまったのもだいぶ痛い手だったように見えたのですが、あそこでまた別の展開もあったのでしょうか?
それにしても、投了直前の10分くらいは、あれだけ人がいる会場が誰も音も立てず声も出せずにただ静まり返り、みんなが自身の気持ちを整理するかのように終局を見つめるだけという状況になっていました。単なる一観戦者からしてもかなりつらかったわけで、屋敷九段や将棋関係者の心情は計り知れませんね。でもあれが勝負の世界の厳しさなんでしょう。すごく貴重な体験をさせてもらいました。
群馬への帰りは最終電車になってしまいましたが、一日中素晴らしい将棋に浸かることができてとても充実した一日でした。また機会があったらぜひ見に行きたいです!
運良く当選したので、電王戦最終局の大盤解説行ってきました。結果は残念でしたが、素晴らしい熱戦でした!
— Ko Takagi (@ko31) 2014, 4月 12