知人から編集に関わったのでと紹介されたので、先日発売されたばかりの「将棋観戦ぴあ」を買ってみました。
概要
この本のコンセプトとして、将棋の技術面ではなく将棋観戦が好きな人(“観る将”と呼ぶそうです)のためのガイドブックになっているという点がポイントです。
自分もそうなのですが、将棋はあまり強くないし技術的な関心はそれほど高くないけど、テレビやネットで将棋中継を眺めたり将棋界の動向を追ったりするのは好きという“観る将”の方って結構いるんじゃないでしょうか。昨今の電王戦の盛り上がりもあって、そういうファン層がまた増えている気がします。そんな人にとってちょうど楽しめるようになっている一冊でした。
特に “観る将” ビギナーの方でしたら、特集の「タイトル戦がよくわかる」「注目の棋士名鑑」あたりはぜひチェックしてみてください。テレビやニュースに良く出てくる棋士やタイトル戦の仕組みが概ね説明されているので、これを知っておくと今後将棋を観るのがだいぶ楽しくなると思いますよ。
将棋マンガの紹介コーナーもあって、昔実家にあった「5五の龍」が出ていて懐かしくなりました。つのだワールド全開の濃いマンガだったなあ。またいつか読みたい。
もちろん、まもなく始まる第三回の電王戦に向けた特集記事もあるので、より電王戦を楽しむための情報を仕入れておくにもバッチリだと思います。
みなさんの将棋観戦のお供に一冊いかがでしょうか!