\将棋界の歴史を変えた奇跡/
サラリーマンからプロへ!史上初の偉業を成し遂げた男の感動の実話『#泣き虫しょったんの奇跡』9.7公開🎬
泣き虫しょったんの奇跡

というわけで映画の公開が話題になっている今日この頃ですが、今さらながらに『泣き虫しょったんの奇跡』を読みました。

くどいですが、「観ました」じゃなくて「読みました」の方です。お間違えなく(笑)

『泣き虫しょったんの奇跡』の感想

泣き虫しょったんの奇跡
『泣き虫しょったんの奇跡』

「奇跡」なんて言葉を気軽に言われてもよほどのことでもない限り違和感を覚えてしまうものですが、ああこれこそ奇跡というものか・・・と素直に感じさせられるドラマがこの物語にはありました。

瀬川少年に勇気を与えてくれた恩師との出会い、切磋琢磨して将棋に励んだライバルの存在、将棋の道を本気でサポートしてくれた指導者の熱意、父との別れ、プロ編入試験の実現にこぎつけるまでの関係者の力・・・どれかの出来事が欠けていても、きっとプロ棋士としての今の瀬川さんは生まれることはなかったんでしょう。

人生ってこうした数々の出会いや出来事の組み合わせで、一人ひとり色々な道が出来上がっていくんですよね。この本を読んだ後、自分の今までも思い起こしながら、そんなことをしみじみと感じてしまいました。。

ちなみに奨励会時代のエピソードではよく知っている登場人物が沢山出てくるので、将棋好きの方々はその点も余計に楽しめることでしょう。

特に今と変わらぬはじけっぷりが伝わってくる豊川孝弘七段の様子は面白かったですねえ。(しかも豊川七段は映画の方にも出演されるようなので要注目!)

瀬川晶司という一プロ棋士の自伝ではありますが、一人の夢を叶えた奇跡の物語として将棋を知らない方でもきっと楽しめる一冊だと思います。

映画『泣き虫しょったんの奇跡』で話題になっているこの機会に、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか!

この記事を書いた人

ko31

電王戦をきっかけに20年ぶり以上に将棋熱が再燃した、観たり指したりするのが好きなヘボ将棋ファン。
群馬在住繋がりで藤井九段の本で振り飛車勉強中ですが、根っからの三日坊主につき&頭の回転が悪くなかなか棋力が向上しません。将棋ウォーズによく出没しています。
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