※この記事は「将棋 Advent Calendar 2016 – Adventar」の6日目です。
今年一年自分が買った将棋本(雑誌、棋書、エッセイなど)をまとめてみたいと思います。
将棋世界
昨年くらいから毎月買うようになった「将棋世界」。
レベル的には全然ついていけてないので(笑)、読み物系や棋戦の動向など分かるところ中心に眺めています。
今年印象的だったのは2016年2月号の村山聖特集ですかねえ。谷川九段、羽生三冠、森七段、大崎善生さんなど村山さんに近い面々による濃厚な記事揃いで読み応えがありました。
石田流を指しこなす本“相振り飛車編”
将棋ウォーズで相振り飛車になると負け続けの自分が、将棋世界の広告にあった「相振り飛車編」という文字に反応して衝動買いした棋書。
実は買ったはいいけど、まだ藤井先生の「指しこなす本」もろくに読み終えてないので実はまだ積ん読状態です。すいません。。
3手詰ハンドブック
詰将棋本を順位戦になぞらえたらこのシリーズからゴロゴロA級入りするのではと言われている(誰も言ってない)名著。
将棋ウォーズの早指しでの終盤力を鍛えたいと思い、まずは手頃な3手詰を購入してみました。
リズム感読めるページ構成、解説も端的ながら分かりやすく、とても気持ちよく読み進めていけます。さすが評判通りの一冊だなと。
カバンのポケットに入れていつでも読めるようにしているおかげで、少しずつですが隙間時間に解いています。ただいま2周目。
将棋エッセイコレクション
プロ棋士、作家、観戦記者など将棋に関わる色んな方の文章が集められたエッセイ集。
こういうのを見ていると、棋士の方々ってみんな文章が上手いなあと感心させられます。普段頭で考える仕事をしている関係でそういう表現力も豊かになるんでしょうか。
お風呂にゆっくり浸かりながら、のんびりこの本のエッセイを眺める気分は至高。
不屈の棋士
ここ数年の棋界の大きなテーマでもあるコンピュータ将棋ソフトとの関わり方について、プロ棋士11人にその本音をインタビューした注目の一冊。
「棋力向上」というテーマを掲げてコンピュータ将棋にどっぷりはまる千田五段は個性的でいいし、将棋ソフトを一線を画する佐藤康九段や行方八段の姿勢も潔くて好感持てるし、コンピュータ将棋の席巻によってまた棋士の個性が際立ってきた面白さもあるように思います。とても興味深く読ませて頂きました。
透明の棋士 (コーヒーと一冊)
みんなのミシマガジンで連載されている報知新聞記者・北野新太さんの「いささか私的すぎる取材後記」が好きだったので買ってみました。
どのコラムもプロ棋士たちの人間的魅力にあふれていて、この本を読むときっと棋士たちのことが好きになります。将棋好きな方もそうでない方にも読んでみて欲しい一冊です。
プロ棋士カラー名鑑2017
先日、たまたま知人からプレゼントしてもらった今年版のカラー名鑑です。
羽生三冠、佐藤天名人に加え中学生棋士の藤井聡太四段も掲載された記念すべき表紙になっています。
棋士紹介にある居飛車・振り飛車、攻め・守りのグラフが眺めているだけで面白いです。
以上、今年買った将棋本の紹介でした。
あまり買っていた記憶は無かったんですが、掘り起こしてみたら結構あるもんですね。こうして本を買った分だけ棋力も上がってくると嬉しいのですが(笑)