11/26に将棋電王戦FINAL記者発表会が開かれました。
来春に行われる電王戦FINALの対戦カード発表や、先後の振り駒がメインの発表と思いきや、数年に一度クラスの驚きの企画・発表がバンバン続出した模様です。
自分も頭が全然追い付いていないのですが、、取り急ぎその発表内容をまとめてみたいと思います。
電王戦エグゼクティブプロデューサーに角川歴彦就任
先日、経営統合した株式会社KADOKAWA・DWANGO の 角川歴彦取締役相談役が、新たに電王戦エグゼクティブプロデューサーに就任。
なんと元奨励会員で、当時は米長邦雄前会長とも好敵手だったというガチ将棋ファンなんだとか。今後の電王戦をどう引っ張っていくのかその行方に注目ですね。
電王戦FINALの対戦カード発表
電王戦FINALの対戦カードが次のように発表されました。予想通りのカードではありましたが、こうして組み合わせを見るとあらためて興奮が高まってきます。いやー楽しみです!
- 第1局:3月14日(土)斎藤慎太郎五段 vs Apery
- 第2局:3月21日(土)永瀬拓矢六段 vs Selene
- 第3局:3月28日(土)稲葉陽七段 vs やねうら王
- 第4局:4月4日(土)村山慈明七段 vs ponanza
- 第5局:4月11日(土)阿久津主税八段 vs AWAKE
なお、先後を決める振り駒は、チェスの元世界チャンピオンでスーパーコンピュータ「Deep Blue」と戦った伝説のプレイヤーガルリ・カスパロフ氏によって行われ、プロ棋士側の先手番でスタート(第1局がプロ棋士の先手、第2局以降は交互になる)することが決まりました。
もう一つ注目の対局会場についての発表は後日改めて行われるとのことです。
電王戦FINALの協賛企業発表
下記7社の電王戦FINAL協賛企業が発表されました。
- ソニーコンピュータエンタテインメントジャパンアジア
- TOYOTA
- DENSO
- TOYOTA
- サークルKサンクス
- GALLERIA
- Microsoft
おやつは前回のローソンに代わりサークルKサンクスから提供されるそうです。DENSOの電王手くんは今回さらにバージョンアップして登場するそうで、そちらにも注目ですね。
2014年大晦日に将棋電王戦リベンジマッチ「森下卓九段 vs ツツカナ」の開催
第3回将棋電王戦の第4局で惜しくもツツカナに敗れた森下九段のリベンジマッチが実現!
秒読み10分、継盤使用可と、敗戦後の記者会見で森下九段本人から提案された特殊ルールが採用された形での対局。ヒューマンエラーを極力減らすことによってどこまでプロ棋士の完璧な差し回しが実現されるんでしょうか。森下九段の完全勝利が見たい!
11/28(金)電王戦スペシャルチェス対局「ガルリ・カスパロフ vs 羽生善治」の開催
電王戦FINALの振り駒も行ったチェス元世界チャンピオンのガルリ・カスパロフと、プロ棋士最高峰でありチェス日本ランキング1位も獲得している羽生善治名人によるチェス対局の開催が発表されました。
こんな伝説のプレイヤー同士の対戦なんて、生きてるうちに見られるかどうか分からないくらいスゴイんじゃないでしょうか!そして対局はなんと今週金曜日、早過ぎ!
来年2月に「リアル車将棋」羽生善治名人 vs 豊島将之七段の開催
2015年2月8日(日)西武ドームで「リアル車将棋」の開催が発表。
将棋のまちとして有名な山形県天童市で行われる人間将棋は有名ですが、リアル車将棋は本物の自動車を駒をなぞらえ、西武ドーム内の巨大な将棋盤で対局するという前代未聞の棋戦となるそうです。
対局者は羽生名人 vs 豊島七段という2014年王座戦の再現となる組み合わせで、対局内容にも要注目ですね。
それにしてもこれはどんな将棋になるのか見当もつきません。。駒が成るときや桂馬が駒を飛び越えるときどんな動きするんでしょうかw
というわけでお腹いっぱいになるくらい、ビッグイベントが目白押しという発表内容でした。
これは年末から来春にかけて将棋が熱いです!
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