10月になり、あちこちでハロウィンの話題を目にする機会が増えてきましたね。
ハロウィンパーティーやらイベントやらでどんな恰好をしていこうか・・・?と、すでに考えている方も多いんじゃないでしょうか。
今年は誰もやらない個性的なものにしたい!とネタを探している方向けに、比較的簡単に仮装ができそうな将棋プロ棋士を集めて打線組んでみました。(打順も守備位置も雰囲気ですし、異論も認めます!)
※なお、各棋士の肩書はこの記事執筆時点のものとなります。
1(遊)佐藤天彦名人
今年、羽生前名人を倒して新たな名人の座に上り詰めた将棋界のニュースター佐藤天彦名人。
趣味はクラシック鑑賞、好きな洋服は高級ブランドはアン・ドゥムルメステール(た、高い!)と、「貴族」のニックネームに相応しい個性的な素顔にも注目が集まっています。
そんな佐藤名人が今年将棋界に巻き起こした新手が、投了する前にリップクリームをひと塗りするという「リップ投了」。いかにも貴族らしい独創的な手で話題となりました。
リップ一本で話題の名人を真似られる、突然の場面にも安心なお手軽ネタとしてご活用ください。
2(二)永瀬拓矢六段
今年の棋聖戦で羽生棋聖を相手にフルセットにもつれ込む熱戦を繰り広げた永瀬拓矢六段。
その熱戦の内容はもちろん、それ以外で注目されたのが対局中の冷えピタシート装着姿でした。
終局時には冷えピタシートを外す「冷えピタ投了」という新手も話題になりましたね。
冷えピタシートを貼るだけで準備完了という手軽さも魅力のこのネタ、新しもの好きの方にぜひオススメしたいと思います。
ちなみに棋界では冷えピタシート自体は全くの新手ではなく、過去に丸山忠久九段が頭頂部を冷やすというさらなる奇手を披露したことで有名です。つまりノーマルに額で行けば永瀬流、丸山流でいくなら頭頂部という使い分けも可能となっていますので、ぜひご活用ください。
3(三)橋本崇載八段
「ハッシー」の愛称で親しまれている橋本八段もネタの宝庫のような棋士の一人。
その中でも見た目のインパクトでいうと、かつて紫シャツに金髪パンチパーマという奇抜な出で立ちでNHK杯将棋トーナメントに登場したときの伝説がやはり印象的です。
こんなアイテムを揃えて、ハッシーばりの異様な対局姿を披露してみてはいかがでしょうか?
また、橋本八段はNHK杯将棋トーナメントで一風変わったインタビューの受け答えをすることでも有名。話芸に自信のある方は、ぜひこちらにも挑んでみてください。
4(投)羽生善治三冠
今年6月、羽生三冠のかけている眼鏡が Zoff のものでは?ということで、将棋クラスタ界隈で大きな話題となっていました。
こちらは歓喜の Zoff 公式アカウントより。
羽生善治さんがこの日かけていらっしゃるのがZoff SMART SKINNYっぽいぞと噂。少し前にメガネ関連で話題になっていましたが、メガネキャラの羽生さんにかけていただけるなんて光栄です!https://t.co/w8QI9qUbmG
— Zoff (@Zoff_INFO) 2016年6月23日
実際にかけているのは、こちらの Zoff SMART SKINNY というモデルのようです。
この Zoff 眼鏡さえ装着すれば、あっという間に最新型の羽生三冠の出来上がり!
よりクオリティを上げたい方は、大定番の寝癖を追加でセットしてみてください。
5(右)加藤一二三九段
将棋界のレジェンド加藤九段を表現する方法はいくらでもありそうですが、対局時の様子を最も手っ取り早く再現するのに便利なのがあの異様に長いネクタイ姿ではないでしょうか。
この記事をきっかけにネクタイのことを検索してみたら、仮装にうってつけのロングネクタイというカテゴリがあることを初めて知りました(笑)
エピソードには事欠かない加藤九段ですので、ネクタイ以外の細部にもこだわって自分だけの加藤九段を仕上げてみてください。
6(左)中川大輔八段
初見、あごひげを蓄え日焼けした威圧感たっぷり風貌からはまるで将棋の棋士とは思えない中川八段ですが、ちょい悪オヤジという言葉がピッタリはまるようなとてもダンディでかつ人間味あふれる魅力的な棋士の一人です。
オシャレにこだわりのあることで有名で、なかなか普通の人では着こなせないファッションには特に注目です。
ご覧くださいこの白スーツ姿を。これが似合うのは中川八段とあの某元プロ野球選手くらいでしょう・・・。
中川大輔先生の指導対局。
パリッとしていてカッコいい。#東急将棋まつり pic.twitter.com/VLakf2Q4aj— Hiroyuki Yamanouchi (@HiroYokohama) 2015年7月30日
このお顔でこんな爽やかな着こなしも。もはやオシャレの達人です。
11/24(火)に中川大輔八段による講座「四間飛車破りの右四間穴熊の指し方」を開催いたします。https://t.co/Pi4L3lpZ34 ご予約受付中→https://t.co/LONViFCRJP ご参加お待ちしております☆ pic.twitter.com/8qHepBYS1M
— ねこまど将棋教室 (@shogischool) 2015年11月13日
かなり難易度は高いですが、ファッションセンスに自信のある方は中川八段ばりのコーディネートにぜひチャレンジしてみてください。
7(中)佐藤紳哉七段
前述の橋本八段に負けず劣らずネタ棋士?として人気を博している佐藤紳哉七段。
十八番はもちろん頭髪を生かしたカツラ芸。ニコニコ動画や大盤解説会などではもちろん、かつてNHK杯将棋トーナメント出場時のインタビューにカツラで登場し、名ゼリフ(「豊島? 強いよね。序盤・中盤・終盤、隙がないと思うよ。」)を披露したという筋金入りの芸です。
全くの余談ですが、将棋連盟 Web サイトの佐藤紳哉六段があまりにイケメン過ぎたので、以前こんなもので変身させて遊んでたりしました。よろしければこちらも合わせて試してみてください。
8(捕)糸谷哲郎八段
天才的な早指し能力、大阪大大学院で哲学を専攻、独特なスピーチ、対局中は頻繁に離席と散歩を繰り返すなどその才能とユニークな言動で知られる糸谷八段。26歳で竜王位を獲得するなど将棋の実力もトップクラスの注目棋士です。
そんな糸谷八段は、スイーツ男子という変わった一面も持っています。
将棋中継ではおやつの時間に度々登場し、プロの食レポばりにスイーツのコメントを披露。そこには一流棋士でありながらもいじられキャラとして愛される微笑ましい糸谷八段の姿を見ることができます。
パーティーでデザートが登場したら、糸谷八段ばりの食レポを決めてみてはいかがでしょうか。
9(一)大山十五世名人
通算1433勝、タイトル獲得80期、69歳までA級在位など数々の偉業を成し、将棋史上でも屈指の大棋士として名を残す大山康晴十五世名人。
他の面々とは世代も異なるし、こんな記事などに取り上げるのは大変恐縮なのですが・・・、あまりに仮装に適したご風貌をなさっていたので最後にご紹介させて頂きます。
ビッグネームに負けない強いハートを持った方はぜひチャレンジしてみては。ターゲットの年齢層が高めな場面では、懐かしさも相まって思わぬウケが狙えるかも!?
以上、今年のハロウィン界にまさかの新風が吹き込むことを期待して(絶対無い!)終わりにしたいと思います。大変お粗末さまでした。