将棋

先日の電王戦で高ぶった自分の気持ちとリンクするかのように、この頃うちの6才の息子が将棋に興味を持ち始めました。

これまでもはさみ将棋や回り将棋をしては楽しんでいたのですが、どこで知ったか「今度は本将棋やりたい」と言い初めたので、子どもの興味があるうちに教えるチャンス!と、ダメ元で何冊か本を買い与えてみました。

その際に、全く知らない子どもにも読みやすくて、分かりやすそうな・・・という視点で色々調べた結果に選んだ、3冊の子ども向け将棋入門書をご紹介します。

子どもの将棋レベルについて

本の紹介に入る前に、参考までにうちの子の将棋レベルについて説明しておきますね。

  • この4月から小学1年生になった6才・男の子。
  • 本を読むのが好きなので活字は比較的抵抗が少ない。なお、ドラえもんを読みまくって文字を覚えたこともあり、マンガは特に好き。
  • 回り将棋をやっていたので元々駒に種類があることくらいは知っていた。自分が教えて、駒の動かし方だけは大体知っている。

まあ、本当に初心者中の初心者なんだなと思ってもらえると良いかと思います。

3冊の将棋入門書

それでは、以下それぞれの本を紹介していきましょう。

「マンガ版将棋入門」

子どもが初めに見るならマンガだろう、ということで選んだ一冊。

マンガ将棋入門
マンガ将棋入門

漢字はルビ入りで子どもも安心。画のタッチはかわいらしく、会話や説明も低年齢層をターゲットにしている感じで、子ども向けとしてとても分かりやすい。息子もすんなり入ってくれ、買ってから数日は時間があればこの本を眺めていました。

それほど深い技術の解説はありませんが、囲い方や簡単な手筋など基本的なことはもちろん書かれているので、とっかかりはこの一冊で十分ではと思います。

「マンガ将棋入門 ルールと戦法完全マスター」

マンガ作戦の第二弾として購入。

マンガ将棋入門

同じマンガでも、こちらは「マンガ版将棋入門」とはうって変わって、駒はキャラクター化するは将棋の対戦相手はモンスターだはRPG風の独特な世界観。画のタッチや、台詞の言い回し、擬音等も個性的なので、例えば女の子とかこの雰囲気に馴染めない人もいそう。

うちの息子はモンスターや怪獣とか好きなタイプなので、すっかり楽しんで(ただし、マンガの箇所メインで)読んでいました。

マンガ将棋入門

それにしてもこの画風www

「こども将棋入門」

中原誠先生による子ども向けの入門書。

ネットで調べると一番評価が高い子ども向け入門書だったので、購入してみました。

こども将棋入門

自分が流し読みした感じでは、説明文は全て漢字のルビ入りで子ども読めますし、技術的にも駒の手筋・囲い方、代表的な戦法(棒銀、四間飛車)が書かれていて、入門者にはお手頃な感じでした。1993年発行の本ですが、基本を学ぶ上ではその古さはほとんど影響ありません。

ただ、今のところ息子的には他のマンガ系の2冊の方が楽しいせいか、初めの2、3回眺めたきりまだこの本を読み込むまでにはなってないようです。こちらをメインに据えたければ、マンガ系とは併用しない方が良い?気がします。

読んだ後の様子

本を読み始めてまず変わったのが、初手で角道・飛車道を開けるようになったこと。それまでは飛車動かしたり、いい加減に歩を上げたりしていたので、たかが1手だけですが感慨深いものがありました。

それから数日経つと、序盤で王の守りを固めるようになってきました。それも初めは無敵囲い(自分も小学生の頃よくやってたw)ばかりだったのが、穴熊がちらほら出現するようになりました。何となく序盤はまず守る、という意識が入ってきたのかもしれません。

自分が小学生の頃は、このような入門書を読んだことがなく実践だけこなしていたせいか、守りと言えば無敵囲い、攻めと言えば田楽刺しのような低レベルの将棋ばかり打っていた記憶があります。それだけに、子どもが本で得た知識を盤面にアウトプットしていく様子がとても新鮮だったり、とても楽しく感じています。

あっという間に自分が追い越されるくらい、強くなる姿が見られると嬉しいですね。

この記事を書いた人

ko31

電王戦をきっかけに20年ぶり以上に将棋熱が再燃した、観たり指したりするのが好きなヘボ将棋ファン。
群馬在住繋がりで藤井九段の本で振り飛車勉強中ですが、根っからの三日坊主につき&頭の回転が悪くなかなか棋力が向上しません。将棋ウォーズによく出没しています。
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