トライ

いやー気分爽快!先日、将棋ウォーズで始めてトライ勝ちを経験しましたが、すごい達成感でした。

将棋ウォーズには、「トライルール」という独自の勝利基準が設けられているのですが、これが面白いのでご紹介してみましょう。

注意

この記事でご紹介した将棋ウォーズの「トライルール」ですが、2014年9月30日から廃止となりました。詳しくは下記記事をご覧ください。

トライルールとは

Wikipedia の解説を引用してみます。

トライルールとは、初期配置の相手玉の位置(先手なら5一、後手なら5九)に相手の駒が利いていないとき、その位置に自分の玉を進めるとトライとなり、その場で勝ちとなるルールである。

入玉 – Wikipedia

というわけで、まさにラグビーで相手ゴールにトライしたような状態になれば、トライ勝ちってことですね。

こちらは自分がトライ勝ちした時の終局図。最後はトライできるのか?捕まえられるのか?で、ものすごい緊張感でした。しかしよくよくこの盤面を見ると、実は相手玉を詰ましにいけたように見えなくもないような・・・。この時はとにかく玉を逃すのに必死で、全然そんな余裕ありませんでしたw

トライルール
玉将が相手陣へトライ!

なお、トライルールが生まれた背景として、このようなことも紹介されています。

トライルールの初出は『近代将棋』1983年11月号でプロ棋士の武者野勝巳が、読者投稿の入玉規定の改善案として2案を紹介した記事のうちの1案であり、「持将棋“トライ”勝利案」という名称がつけられている。

また『将棋世界』1996年8月号でプロ棋士の先崎学が、前述の記事とは独立に(あるいは知らず知らずのうちに影響を受けて)自著のコラム上で発表したものであり(後に『世界は右に回る 将棋指しの優雅な日々』に収録)、「トライルール」という名称もそのときに使用された。

武者野勝巳氏や先崎学九段といった、発信力があって将棋の普及に一役買っているタイプの棋士名が並んでいるのが、なるほどなあという感じですね。

入玉系の将棋になると、普通であれば勝負の観点からはちょっと面白みが薄れてしまいがちですが、トライルールがあると最後にもうワンチャンスある感じになりとても面白いです。

玉が移動しやすいほど中央が手薄になる局面もなかなか無いとは思いますが、みなさんもチャンスがあったらぜひ狙ってみてください。決まった時はほんと気持ちいいですよ〜。

この記事を書いた人

ko31

電王戦をきっかけに20年ぶり以上に将棋熱が再燃した、観たり指したりするのが好きなヘボ将棋ファン。
群馬在住繋がりで藤井九段の本で振り飛車勉強中ですが、根っからの三日坊主につき&頭の回転が悪くなかなか棋力が向上しません。将棋ウォーズによく出没しています。
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