最近うちの子がまたちょっぴり将棋に関心を持ち始めたようで、休みの日など時間がある時に二人で楽しんでいます。
変化を付けて飽きさせないようにと、たいてい始めに本将棋、次に青空将棋という二局セットで指すことが多いんですが、何度か試しているうち青空将棋って将棋を覚え始めた子どもにうってつけだなー、と感じるようになってきました。
青空将棋って何?
ところでそもそも「青空将棋」って知ってますか?
よく一般的に言われる青空将棋は、青空の下、縁台や町角で繰り広げられるこんな将棋のイメージだと思いますが、今回はこちらの話ではありません・・・。
今回紹介する青空将棋とは、本将棋から全ての歩を取り払った状態で行う将棋のことです。
- 子供大会: 遠山雄亮のファニースペース(※記事内に青空将棋についての紹介あり)
全ての歩を除くと・・・つまり、こんな状態で始める将棋なのです。ちなみに、歩が無いこと以外は本将棋とルールは同じです。
このスカスカで落ち着かない感じ、スリルのある感じ、見ただけでなんだかワクワクしてきませんか?(笑)
青空将棋の良いところ
では、なぜこの青空将棋が覚えたての子どもにとって良いと思うのか、いくつか理由を挙げてみましょう。
楽しい
初手からいきなり駒がぶつかり合うことになるので、とにかくスリリングで楽しいです。
いきなり香車を成り込むも良し!
いきなり角交換を仕掛けるも良し!
そして、いきなり王手だってかけられちゃいます!
三段目に歩がいるとどうしても始めは序盤の形作りになるので、初心者にとってはどう指し進めればいいものやら結構悩ましいと思います。難しいな・・・といきなり諦めてしまう人だっているかもしれません。でも、青空将棋ならとにかく自由に動かしたい駒を動かせるわけです。
それに、将棋というゲームにおいて「駒を取る」という行為はとても楽しい要素の一つだと思いますが、それがたくさん味わえるということもポイント高いです。
早く終わる
初手からいきなり激しい戦いが始まるので、自然と一局辺りの手数や時間も少なく済みます。
長い対局になると子どもが飽きてしまいますし、時間が無いときにでもさらっと一局指せるのも良い点ですね。
ルールが覚えられる
駒の動きが激しいので、相手の駒を取る、持ち駒を打つ、駒を成るといった基本的な駒の使い方をたくさん体験することができます。
普通に本将棋を指すよりも、将棋のルールにより早く慣れることができるように思います。
まとめ
というわけで、楽しい青空将棋の紹介でした。
歩の無い将棋なんて将棋と言えない!という方もいるかもしれませんが、やってみると思っていたよりも将棋らしい戦いはできますし、何よりも新鮮で楽しいです。
お子さんを将棋の道に引きずり込みたいとたくらんでいる親御さんがいれば、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか(笑)