※この記事は「将棋 Advent Calendar 2016 – Adventar」の15日目です。
前回は、棋士データベースから全棋士データの入った json ファイルを作ったので、これを使って何か作ってみようと思います。
都道府県別棋士数をグラフで可視化
手始めに棋士データに含まれている出身地を使って、都道府県別の棋士数をグラフで可視化してみることにします。
まず、次のような PHP スクリプトを作ります。
このスクリプトを実行すると、棋士データの kishi_all.json の中身を解析して都道府県別の棋士数を出力してくれます。
その出力された棋士数データを棒グラフに表示させてみます。なお、グラフライブラリは Google Chartsを使わせてもらいました。
- 都道府県別棋士数グラフ(グラフ全体が開きます)
グラフを見ると分かりますが、出身棋士が多いトップ5は次の県でした。
- 東京:82人
- 大阪:27人
- 兵庫:22人
- 神奈川:20人
- 千葉:16人
それにしても圧倒的に東京が多い!2番目に多い大阪の約3倍もいます。
奨励会という現在の制度がある以上東京や大阪近辺の多くなるのは自然なことですが、もっと地方にも機会を増やせる仕組みができていくといいのになあ、とこれを見ながら感じました。
出身棋士が一人もいない都道府県もこんなにあったんですね。これらの県から棋士が誕生しようものなら、地元の将棋ファンがどんなに歓喜することか・・・。
この記事で作ったコードはこちらに上げてありますので、ご自由にご覧ください。